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災害復旧用特殊機械の開発経緯

 弊社では昭和52年8月、平成12年3月の有珠山噴火、平成28年8月北海道豪雨災害、平成30年9月胆振東部地震と発生した災害に際して社会インフラの復旧作業にご協力させていただきました。自然災害が多発する昨今において当社ができることが他にないかと検討を進めてまいりましたところ、むかわ地域商社合同会社エムディノ様とご縁があり、当社の保有する特許技術を活用し、災害復旧用特殊機械の開発をさせて頂くこととなりました。SDGsの2つのターゲット、No.11「住み続けられるまちづくりを」、No.17「パートナーシップで目標を達成しよう」の観点からも有用な取組と考えており持続可能な社会に、今まで以上に環境事業を通じて貢献をして参りたいと考えております。


5者連携協定概要

 先に経験した北海道胆振東部地震から得た知見、5社で持ちうる知識と経験を最大限に活用して災害復旧特殊機械の実用化を図り、全国で起こる自然災害の復旧・復興作業を機械化により少人数でも可能にし、今後の災害復旧・復興の一助となることを目指すもの。
  一般的に使われるポンプは、液状の物を吸い上げて排出するが、泥状のものはポンプの構造上不向き。しかし生コンクリートの成分であるセメント、砂、砂利を送り出すことができるポンプを活用することにより、従来、ボランティア・自衛隊員や消防関係者がスコップやバケツ、土嚢袋などを一輪車などで人力で行っていた作業を機械化することが可能になり迅速な復旧により経済的損失を最小限に抑えられます。これらの機構を五者で研究開発するため連携協定を締結しました。

(5者)

  • むかわ町
  • 国立大学法人 北見工業大学 地域と歩む防災研究センター
  • 独立行政法人 国立高等専門学校機構 苫小牧工業高等専門学校 地域共同研究センター
  • 合同会社M Dino
  • 株式会社とませい

5者それぞれの役割

・むかわ町

 震災時にご支援いただいた自治体等へのご紹介を始めとして国・地方自治体や関係機関への広報、働きかけ。

・国立大学法人 北見工業大学 地域と歩む防災研究センター

 土砂搬出に関する研究を主管。災害被災地の被害情報より地域特性や堆積土の土質による作業手段の助言。開発商品の性能検査・証明、耐久性・安全性の理論的証明。

・独立行政法人 国立高等専門学校機構
 苫小牧工業高等専門学校 地域共同研究センター

 汚泥対策に関する研究を主管。災害で発生した泥土を特殊ポンプで圧縮、減容化することにより泥土の搬出、処分の労力と経費の削減の研究。

・合同会社M Dino

 総務担当・開発商品の広報、販売普及を担当。

・株式会社とませい

 災害復旧用特殊機械の実証実験、制作、特許権申請、施工要領書の作成・取扱説明書の作成、技術指導、機械維持管理窓口を担当。


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